【東豊永集落活動センター】漢方薬の原料になる薬用植物「トウキ)」の試験栽培を行っています(大豊町)

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更新日 : 2022/08/03



・高知県は令和4年1月に小林製薬株式会社と包括連携協定を締結し、社会課題の解決に向けて連携をしています。大豊町にある東豊永集落活動センターにおいても、令和3年9月に小林製薬株式会社、高知県立牧野植物園と業務委託契約を締結し、(1)薬用植物の試験栽培 (2)地域振興に向けた取り組み等の活動を進めており、集落活動センターで管理する棚田を畑として利用して、漢方薬の原料になる薬用植物「当帰(トウキ)」の試験栽培を行っています。


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・「トウキ」はセリ科シシウド属の多年草。貧血や月経不順、血行障害など、血液の不足を補う生薬として「根」の部分が利用されてきました。一方、地上部の「葉」にはビタミンが豊富に含まれていますが、多くの場合は廃棄されてきました。2012年(平成24年)厚生労働省が「医薬品の範囲に関する基準の一部改正について」通知し、トウキの葉が「非医」扱いとなったことにより、食用利用が可能となりました。


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・4月に植えた「トウキ」は秋頃に収穫し製薬会社へ納品。生薬として利用するには花が咲く前に収穫を行います。


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・収穫された葉は、香りが残るようにじっくり乾燥させたうえで、茶葉や桑の葉などを加えて高知県立牧野植物園が商品化しているブレンドティーの素材として活用されます。


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・東豊永集落活動センターのスタッフによって収穫される「トウキ」の葉。ハサミで葉を刈り取ると、セロリのような独特な香りがしてきます。


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※収穫されたトウキの「葉」とカゴの上はトウキの「根」を乾燥したものです。



・今後とも高知県立牧野植物園・製薬会社と連携しながら「薬用植物」の栽培、「薬用植物」に関わる特産品の創出に取り組んでまいります。